当院のこだわり③　～筋膜リリース～

こだわりシリーズ第3弾です！本日は筋膜リリースについて！

「筋膜リリース」聞いたことはありますか？
ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、当院で行っている筋膜リリースは想像されているものと少し違うかもしれません。

当院では、手技として筋膜リリースを行います。
一見簡単そうに見えますが、ただ単に皮膚をつまんだり、擦ったりしているわけではありません。解剖学を徹底的に学び、身体を追求することでこの手技ができるようになりました。

指で組織を剥がすには、皮膚、脂肪組織、骨、関節や筋肉、神経、血管の走行、内臓の位置など完璧に理解・把握していなければいけません。

よく揉み返しという言葉を聞きますが、それは筋肉が損傷した痛みです。
マッサージをして筋肉の繊維を崩すと、繊維がバラバラになり一時的に柔らかくなりますが、筋肉は損傷しています。

「患者様の身体にけがをさせないかつ筋肉を滑らせ動くようにする」ために筋膜リリースを手で行います。
なので、当院で行う筋膜リリースは全く痛みを伴いません。

『筋膜とは』
人体の組織と組織の間に存在する膜です。鶏肉をさばく時、皮をめくるときに透明の膜がありますよね？
人間にも同じ膜が存在します。

『筋膜はすべる』
筋膜は本来、良く滑ります。
例えるとスーパーでもらう透明の袋に水を少し入れてこすり合わせると良く滑るのと似ています。
筋膜は向かい合う2つの組織にそれぞれ存在し、お互いが別々の動きができるようにするために滑ります。

『歳とともに筋膜の動きが低下する』
困ったことに、歳を重ねるごとにストレスが加わり、筋膜はくっつきます。
くっつくと、身体を動かすことに抵抗が強くなります。
濡れたＴシャツを着ると、Ｔシャツが身体にくっついて、動きずらくなりますよね？

筋膜による抵抗が強くなりすべての動作に負担が増えてくると、姿勢・動作が変化します。
人は自分にとって効率の良い、最も楽な姿勢・動作を選択します。これは良い姿勢・動作を知らないことが原因です。
使いやすいように動かしていると、本来使わなければならない筋肉や関節を使わなくなり、そこはくっつき、動きずらくなるのです。

筋膜を剥がし、動きやすい状態を保つこと、正しい姿勢や動作を覚え、身に着けることでストレスがなくなり、痛みがない身体になります。

筋膜リリース、少しご理解いただけましたか？患者様は一人ひとり違います。
同じ施術では一時的な効果は得られても、継続的な効果は得られません。当院では、本当に意味のある施術だけを行います。