ケガをしない身体づくり

「生きている間は元気に動ける身体でいたい」
誰もがそう願っているのではないでしょうか。
でも、筋力が衰え、痛いところが増え、60代で歩けなくなるかもしれない。
そうならないためにどうすれば良いか。

＜＜歳を重ねると痛みが出てくるのはなぜ？＞＞

当院には様々な年代の方が来られますが、50代以上の方はとくに複数個所痛みや悩みを抱えていらっしゃいます。

それらは大概が姿勢や動作不良によっておこると考えられます。
とくに女性の腰痛は体幹の機能が低下し、腰が反って痛みが起こることが多いです。
そして、その体幹の機能は呼吸が上手くできていないことで起こってしまいます。

腰が反って痛くなると背中が丸くなったり、股関節の動きが悪くなり痛くなる。
一か所痛みが出ると、その上下の関節の動きを悪くしてしまい他の場所が痛くなる…悪循環に陥ってしまいます。

体幹の機能低下が年とともに痛みが増える要因です。

皆さん、マッサージや電気治療など直接的に患部に働きかけて痛みをとる方法を選びます。
確かに気持ちがいいし一瞬楽になるのですが、体幹の機能低下によって起こってしまった痛みの場合は根本改善にはなりません。

根本的に改善するには、その人がどんな姿勢をしているかどんな動作のクセがあるのかを確認したうえで正しい姿勢をとったり動いたりできるように運動することがなによりも大事です。

自分の姿勢や動きは自分の目で見ることが出来ないので、頭の中の感覚で動いてしまいます。
その感覚が間違っていることがほとんどです。
なので、当院は姿勢の写真や動作を撮影し、一緒に確認することを重要視しています。

実は、ケガをしない身体づくりの秘訣は、プロのスポーツ選手も、普段普通に生活する私たちもケアは一緒です。

動作をするうえでその動作に問題があればともにケガをします。
もちろん競技中は避けられない接触やアクシデントでケガをすることもありますが、アクシデント以外のケガは自分の動きを正しく使っていれば避けられます。
スポーツ選手は軽いケガが命取りになります。
プロでなくても、これは学生の部活動でも同じことです。
下手したら一生を変えてしまうケガになってしまうかもしれません。

プロの選手がケガをしないように毎日トレーニングをするのと同じで、
私たちも毎日トレーニングしなければいけません。
それは筋トレとか、大変なことではなく、
①自分のクセを知ること
②正しい動作を心がけること
この2つです。

長年のクセを取り除くのは時間がかかります。ですが、必ず改善します。
ぜひ、今のご自身を知って健康年齢の維持を図ってください。