筋肉痛の常識
2019-6-10
トレーニングコーチとして指導をしていますが、間違った方法や知識が多くみられます。
せっかく健康のために運動を始めたのに…逆に痛みが出たら、もったいない。
そこで、少しずつトレーニングについての正しい情報をお伝えしていこうと思います
今回は筋肉痛について、誰でも一度は経験したことがある筋肉痛。
しかし、何が原因で、どのようなメカニズムで筋肉痛が引き起こされるか、正確に答えられる人は多くないと思います。
筋肉痛の原因は乳酸?
そう思っている人がほとんどだと思いますが、実はその考えはもう古いです。
夏に向けて身体を鍛え始めた方、多いのではないでしょうか?
トレーニングコーチとして指導をしていますが、間違った方法や知識が多くみられます。
せっかく健康のために運動を始めたのに…逆に痛みが出たら、もったいない。
そこで、少しずつトレーニングについての正しい情報をお伝えしていこうと思います
今回は筋肉痛について、誰でも一度は経験したことがある筋肉痛。
しかし、何が原因で、どのようなメカニズムで筋肉痛が引き起こされるか、正確に答えられる人は多くないと思います。
筋肉痛の原因は乳酸?
そう思っている人がほとんどだと思いますが、実はその考えはもう古いです。
筋肉痛とは
筋肉を激しく動かした際に「筋繊維」が傷つき、それを修復するときに炎症が起こることで痛みを引き起こしているものと言われています。
この「筋繊維」とは、筋肉そのものではなく、筋肉や筋組織を構成している非常に細かい細胞のことです。
今まで、疲労により蓄積される乳酸が原因だとする説が有力でしたが、
血液中の乳酸の量は運動後ずっと残っているわけではなくすぐに低下してしまうという報告があります。
つまり、筋肉痛と乳酸は関係ないということになります。
筋繊維が傷つきやすいのは、筋肉を縮ませる動きよりも伸ばす動きです。
スクワットやダンベル運動などの動きで筋肉を伸ばす際に筋繊維に大きな負担がかかり傷がつくのです。
これを治そうとすると炎症により痛み物質とされるされるものが発生し、筋繊維を包む筋膜にその痛み物質が刺激を与えることで筋肉痛になるとされています。
筋肉痛の治し方
一番良い治し方は筋肉を休めることです。ストレッチ、湯船にゆっくり浸かることも効果的です。
マッサージは強く揉みすぎると痛みが悪化してしまう可能性があるの注意しましょう。
運動の前にウォーミングアップをすることも筋肉痛の予防になります。
筋肉の回復には48~72時間かかります。
そのため、毎日トレーニングすることは避け、2日程間隔をあけて行うようにしましょう。
日々研究は進んでいます。今までわかっていなかったことが少しずつ明らかにされてきました。
私は、最新の知識を手に入れるため、論文をたくさん読むようにしています。
日常生活の動作を変えることも、筋トレで筋肉をつけるのも、知識が必要です。
専門的な知識で、正しい鍛え方を指導します。
トレーニングについて何かご質問があれば、お問い合わせください。